こんにちわ、モリモリです (@m_SideFIRE)
あなたは、

子供が成長すると、教育費が増えてセミリタイアに必要な資金が増えるのでは?
子供がいるとFIREは無理なんだろうか…。
という疑問を持っていませんか?
その疑問は正しくて、子どもがいる家庭では独身よりもセミリタイアへのハードルは高くなります。

私も妻と二人の子供、マイホームがあるのでサイドFIREへのハードルは高いのが現実です。
早期リタイアという意味の
が最近話題になっています。
FIREやサイドFIREに必要な資金額は、このブログでも過去記事で書いていますので、まだの方はこちらの記事もぜひ読んでください。
この記事では、サイドFIRE(セミリタイア)するために教育費がいくら必要なのかを説明しています。
この記事を読めば、子どもがいる場合にサイドFIRE(セミリタイア)するために必要な資金がわかります。
結論は、
大学まで全て国公立で自宅から通学しても、教育費だけで子ども一人当たり約1,000万かかります。
さらに、普段の生活費としての養育費もかかります。

一般的には、子ども一人につき、約3,000万円かかると言われています。
そこでこの記事では
を徹底解説しています。
それでは詳しく見ていきましょう
教育資金を考える必要性

今回、いま現在の生活費からFIREやサイドFIREに必要な資金を計算したのですが、子供がいる場合は当然ながら教育費が必要であることが改めてわかりました。
私も、特に子供の教育費が中学高校大学とどんどん増えていくため、その分の計算が必要だと感じました。
教育費が増えていくことを計算せずにFIREやサイドFIREの計画を立ててしまうと、計画が実行にうつせなかったり、せっかく計画を実行しても破綻してしまという悲しい結果になります。
でも、子供が成長するにつれて、生活に必要な資金が増えることまでは、他のサイトでもなかなか取り上げていないんです。

FIREやサイドFIREは、20代や30代の独身世代を中心に盛り上がっていますからね。
教育費は毎月いくらかかるのか

まず、教育費がいくらかかるのか説明していきます。
子供一人が大学卒業するまでにかかる費用は大きく2つに分けることができます。
子どもを看護・教育するためにかかる費用の総称。
例えば、衣類、カバン、靴等、食費、生活用品、医療品、保育費、子どもの携帯電話、子どもの預貯金、おこづかい、レジャー・旅行費、出産関連費
次に
教育に関する費用
例えば、授業料、入学費、給食費、修学旅行・遠足、通学費、教材費、制服等、学習塾、学習用図書費、家庭教師費等、習い事の月謝、検定、発表会、留学費用等
この二つが子供に必要な費用です。
では、大学までに教育費がどのくらいかかるのかを見ていきます。
幼稚園(保育園)から高校卒業までにかかる教育費

文部科学省のサイトによれば、幼稚園から高校までの1年間にかかる教育費は上の表のようになります。
やはり、公立か私立で大きく違ってくるのがわかります。
次からは、公立と私立のパターンに分けて見ていきましょう。
全て公立に通う場合

全て公立であっても、高校卒業までに子ども一人で約500万円かかることがわかります。
小学校から私立に通う場合

幼稚園は公立で、小学校から私立だった場合は、高校卒業まで子ども一人に約1,700万円かかります。
中学校から私立に通う場合

小学校までは公立で、中学校から私立の場合ですが、小学校から私立に比べれば費用は抑えられています。
しかし、約1,000万円は、かなり大きな金額に変わりありません。
高校から私立に通う場合

ここからは、実際に現実味を帯びてくるパターンです。
約700万円は、家計には厳しいですが、子どもの高校受験の結果によっては致し方ありません。
国公立大学で自宅通学の場合

大学進学率が50%を超えていることからも、子どもが大学に進学する可能性を考えておく必要があります。
国公立大学の場合、文系と理系で学費は変わりません。
国公立大学で自宅から通学する場合は、大学の4年間だけで約500万円必要です。
医学部や歯学部系だと6年間で、約700万円になります。
ソースは、日本政策金融公庫「令和元年度 教育費負担の実態調査」で、ここから教育費を計算しています。
国公立大学で自宅外から通学する場合

自宅を離れて一人暮らしの場合、引っ越し費用や家具、食費等の費用が追加されるため、国公立大学でも、4年間で約1,000万円かかります。
医学部や歯学部系だと、6年間で約1,400万円です。
私立大学に自宅通学の場合

私立大学では、文系と理系で学費に差が出ます。
文系で約700万円、理系では約800万円となります。
私立大学に自宅外通学する場合

私立大学に自宅を離れて通う場合、文系と理系のどちらも1,000万円を超えてきます。
文系で約1,200万円、理系では約1,300万円です。
私立大学医学部・歯学系学部に自宅から通学する場合

私立の医学部、歯学部系は、高額な学費が必要です。
自宅から通学する場合でも、6年間で約2,400万円かかります。
約2,000万円は準備しておきましょう。
私立大学医学部・歯学系学部に自宅外通学する場合

一人暮らしとなると、6年間で約3,000万円です。
戸建て住宅が買えてしまいます。
教育費を含めたサイドFIREに必要な費用(目標の立て方)
ここまで、私立と公立での教育費のパターンを見てきました。
子供が将来、どのパターンで進むのかは、実際にその時になってみないとわかりません。
そのため、教育資金を多めに用意しておく必要があります。
今までは、FIREやサイドFIREに必要な生活費は、教育費の変動を見越していないものがほとんどでした。
具体的に子どもの教育費が増加するパターンを考えてみます。

我が家の場合を例にすると、高校までは公立の可能性が高いです。
公立の場合、小学校から高校まで年間30~50万円程度で、月にすると約2万5,000円~約4万円程度かかります。
これは、今の生活費である毎月約30万円から、大幅に変わりません。
この毎月約30万円の中に、当然ながら子供の生活費も含まれています。
しかし、大学生となると、国公立で自宅通学でも、1人分でも毎月最低約10万円分は支出が増えます。
私立理系で自宅外通学となると、月に直すと1年目毎月約30万円、2年目以降は毎月約20万円の支出増です。
さらに、子ども2人が同時に大学に通う期間もあり得ます。
この2倍の金額となると、私と妻が慎ましく生活して、生活費を月15万円に抑えても、毎月約35~約75万円が必要になる可能性があります。
そうなると、サイドFIREでも毎月の生活費と必要な資産額は、
となります。
この資産から、4%の割合いで取り崩して、生活費の半分を資産所得で賄い、残りを働いて稼ぐのがサイドFIREです。
FIREの場合は、生活費の全額を資産所得で賄うため、この資産額の倍の金額が必要になります。

やはり、安定して副業で月に50~100万円を1年間継続できるくらいになり、副業収入で株式を購入して資産を増やすのが手堅い作戦であることがわかります。
まとめ

FIREやサイドFIREを考えた場合、今現在の生活費だけでなく、将来の生活費を考える必要があります。
いま独身の方でも、将来結婚して子どもが生まれた場合は、生活費が変動するため、柔軟に対応しなければいけません。
また、すでに妻子がある方は、子どもの教育費を考えてFIREやサイドFIREの計画を立てないと、計画が破綻してしまいます。
その場合、奨学金制度の活用も検討してください。
自分自身の人生を取り戻すとともに、家族も幸せにするためには、将来必要となる資金も計算の上、FIREやサイドFIREの計画を立てて、目標に向かって進んで行きましょう。

子供がいる場合、子育てが終わり60歳でサイドFIREするのも、人生100年時代では十分早いセミリタイアと言えそうです。
そこで、65歳、70歳と生涯に渡って働き続けるのではなく、せめて60歳でサイドFIREする方法について下の記事に書いていますので、気になる方はぜひ読んでください。
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