こんにちわ、モリモリです (m_SideFIRE)
日頃の会社員生活で、過度の労働によって、疲労やストレスが溜まっていたり、貴重な人生の時間を必要以上に費やしていませんか?
私も、30代中盤からは、過度な労働によって心身ともに疲労困憊で、貴重な自分の時間の大半を仕事に捧げていました。
私も遅まきながら2020年、サイドFIRE(セミリタイア)という人生設計があることを知りました。
この記事では、
- 嫌な仕事を辞めたい
- 仕事は程々にして、もっと自分や家族のために時間を使いたい
- 一度きりの人生、仕事に追われるだけで老後を迎えるのではなく、若いときからもっと人生を楽しみたい
という方々にとっての解決策の一つであるサイドFIRE(セミリタイア)に必要な金額、サイドFIREのメリットについて解説していきます。
サイドFIRE(セミリタイア)とは
まず、FIREとは
Financial Independence Retire Early
(ファイナンシャル インディペンデンス リタイア アーリー)
の略で、経済的自立・早期リタイアという意味。
になります。
FIREを達成するには、生活費 < 不労所得 という状態が必要です。
要するに、生活に必要なお金よりも、働かなくても入ってくるお金の方が多いため、仕事を辞めて自由に生きることが出来るのです。
そして、FIREよりも、より実現可能なのが、サイドFIREです。
サイドFIREとは、完全にリタイアしなくても、生活費の半分くらいを仕事と不労所得でまかなって生活していくという考え方です。
つまり、仕事は完全に辞めず、仕事量を減らして生活費の半分くらいを仕事で稼ぐのがサイドFIREです。
FIRE(早期リタイア)を達成するために必要な金額は
FIREを達成するために必要な金額は、一般的に25年分の生活費と言われています。
具体的に見てみると
- 年間生活費 240万円 25年分 6,000万円
- 年間生活費 360万円 25年分 9,000万円
- 年間生活費 480万円 25年分 1億2,000万円
となります。
これを見ると、ほとんどの方が

これだけのお金を貯めるのは、無理かも・・・
とあきらめてしまうかもしれません。
私もこの金額は、現実味を帯びてきません。
サイドFIRE(セミリタイア)を達成するために必要な金額は
そこで登場するのが、サイドFIREです。
サイドFIREの場合、単純にFIREに必要な金額の半額で足りるので、
- 年間生活費 240万円 3,000万円
- 年間生活費 360万円 4,500万円
- 年間生活費 480万円 6,000万円
が必要な金額になります。
この金額なら、ちょっと実現できそうな感じがしてきますよね。

これなら、頑張れば手が届くかしれない
という方も多いと思います。
サイドFIRE(セミリタイア)のメリットとは
サイドFIREを目指すためのモチベーションになるのが、サイドFIREにはどのようなメリットがあるのかという点になります。
サイドFIREは、生活費の半分を引き続き働いて稼ぐ必要があるため、リタイアしたのに、仕事を続けるのでは意味がないのでは?
と思う方も多いと思いますが、実はとてもメリットが多いのです。
サイドFIREのメリットは、以下のようになります。
- 必要な金額が少なくて済む
- 週に数回の労働でもいい
- 仕事の選択肢が増える
- 不労所得だけに頼らないのでリスクが低い
- 身体が健康なうちに自由な時間が増える
- 適度な労働によって、心身の健康を保てる
順に解説していきます。
必要な金額が少なくて済む
サイドFIREは、FIREに比べて必要な資金は、半分で済みます。
スマホを格安SIMに変える、楽天経済圏で買い物をして楽天ポイントをお得に利用する、保険を見直すなどによって不要な支出を減らし、家計を改善していくことで、必要な生活費を下げることが出来れば、より達成しやすくなります。
夫婦で共働きなら、年間300万円の資産を15年間貯めることで、4500万円を達成できます。
これなら、40代でのサイドFIREも現実的になってきますね。
週に数回の労働でもいい
年間生活費360万円の場合、月にすると30万円なので、その半分の15万円を働いて稼げばよいのです。
月に15万円稼ぐのなら、フルタイムで働く必要はありません。
週に3回程度の仕事や、1日の労働時間を短くしても月に15万円を稼ぐことは可能になってきます。
仕事の選択肢が増える
これは、2番目の週に数回の労働でもいいとも被ってきますが、不労所得が生活費の半分をまかなってくれるので、仕事を選択するときに、賃金に固執する必要がなくなるからです。
仕事を選ぶときに、給与収入の金額を外すことが出来るのです。
賃金に固執しなくてよいので、自分がやりたくない仕事を無理に行う必要もないし、自分のやりたいことを仕事にすることも出来ます。
また、今の仕事を続けるという選択肢もあります。
その場合でも、可能なら勤務時間を短くしたり、出勤日数を減らすことも選択肢に入ります。
出世競争も考えなくていいし、精神的に余裕をもって、負担の少ない部署を希望することも出来るでしょう。
不労所得だけに頼らないのでリスクが低い
完全にFIREした場合は、仕事を辞めて収入は不労所得だけになります。
不労所得は、どうしても株価や不動産価格の暴落、配当金の減額などのリスクを伴います。
これは、リスクを分散して資産配分を行っていても、完全に逃れることはできません。
そんなときに、サイドFIREなら、一定の給与所得を維持しているため、その気になればフルタイムの就業に戻ることも可能です。
稼ぐ力を本来の状態に戻せばいいのです。
稼ぐ力によって、暴落時には不労所得の切り崩しを抑え、暴落が終わって通常に戻れば、再び労働時間を減らすことが出来ます。
不労所得の過剰な食いつぶしを防ぐことで、老後に必要な資産を守ることが出来ます。
身体が健康なうちに自由な時間が増える
サイドFIREは、完全なFIREに比べて早期に達成できるため、若くしてサイドFIREに移行することが可能です。
若いうちに過度な労働から解放されることで、健康な心身を保った状態で自由な時間を増やすことが出来ます。
年齢を重ねてからだと、若いときに比べて、美味しいものを食べることも、旅行にいくことも段々と出来なくなっていきます。
子供も小さいうちに、一緒にいる時間を確保することが出来ます。
適度な労働によって、心身の健康を保てる
最後に、労働を行うこと自体のメリットです。
労働することによって、
- 社会とのつながりを保てる
- 社会の役に立っているという自己肯定感を得ることが出来る
- 適度な労働は、頭と身体を動かすことで健康を保てる
というメリットがあります。
何事も、適度が大切です。
過度な労働で無理することによって、ストレスを溜めたり、長時間労働で疲労が蓄積され身体を壊してしまわないようにするという点もサイドFIREの大きなメリットですね。
サイドFIRE(セミリタイア)のデメリットとは

逆に、サイドFIREのデメリットを考えてみましょう。
- 資金を貯めるために、節約や収入アップをする必要がある
- 今の職場を辞める場合もある
- 今の職場での役職等を失う可能性がある
- 収入が減少する
このような点が考えられます。
サイドFIREを達成するための資金を準備するために、どうしても節約をしたり、収入をアップさせるための副業をおこなったりする必要が出てきます。
そのためには、現在の生活を見直したり、副業を始めるというチャレンジをしなければいけません。
今の生活水準を維持しながら、節約をおこなったり、今の余暇時間そのままに収入が増えれば良いのですが、欲望に順位付けをして、我慢しなけらばならない点がどうしても出てきます。
サイドFIREのために今頑張るか、サイドFIREを諦めて今の生活を続けるかの選択をしなければいけません。
当然、副業が失敗するリスクもあります。
ノーペイン・ノーゲインの法則ですね。
次に、今の職場で、時短勤務に変えたり、出勤日数を減らすことが出来ない場合は、今の職場を辞めて、生活に必要な給料をもらえる職場を探すことになります。
どうしても、いまの仕事を続けたい方にとっては、デメリットとなります。
また、今の職場において、時短勤務に変更したり、出勤日数を減らすことが可能だったとしても、現在の役職を維持できず、降格させれてしまう可能性もあります。
最後に、サイドFIREすることによって、今の給料が減ることは避けられないでしょう。
副業収入があって、在宅で収入が得られる場合は、収入が減少しない場合もありますが、今の職場からの給料は減少することになります。
まとめ
結局、人生において、何を重要視するかという問題になってきます。
サイドFIREを達成して、自由な時間を増やしたいという価値観を持っている方にとっては、サイドFIREは、誰しもが達成する可能性が十分にある魅力的な生活だと思います。
サイドFIREを達成したいと思った方は、今からでも遅くはありません。
ひとつずつ行動に移していきましょう。
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